海外FA、最短で2022年だが...
このまま順調にいけば菅野が海外FA(フリーエージェント)権を獲得し、メジャー移籍が可能となるのは2022年シーズンからとなる。ポスティングシステムでの移籍の選択肢もあるが、過去、巨人においてポスティングシステムでメジャー移籍をした選手はおらず、叔父の原辰徳監督(60)が指揮を執る間の移籍はないと見られている。
だが、巨人の今オフの大型補強で状況が大きく変わってきた。全権監督の原監督は今オフ、FAで丸佳浩外野手(29)、炭谷銀仁朗捕手(31)を獲得し、岩隈投手、中島宏之内野手(36)らベテランの補強に成功した。これに加え、メジャーリーガーのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)を獲得。V奪回への大型補強に成功したが、一方で優勝を逃した場合、監督の責任問題にも発展しかねない。叔父が監督でなければ...。
菅野はかつてメジャー移籍について「絶対的な力をつけて文句なく行けるようにしたい」と語っている。2017年、2018年と2年連続で沢村賞の実績を残し、その実力は米国でも高く評価されている。現状では菅野のメジャー入りは早くても32歳である。