秋篠宮家の長女、眞子さま(27)との婚約が延期になっている米国留学中の小室圭さん(27)が、母と元婚約者との「金銭トラブル」について説明文を公表した。「解決済みの事柄と理解していた」などとしている。
小室さんがトラブルに関して説明するのは初めて。ただ、元婚約者からは早速、「トラブルは解決していない」と反論する声があがっており、テレビのコメンテーターからも厳しい指摘が相次いだ。
直後に当事者から反論も
小室さんは2019年1月22日、代理人弁護士を通じ、A4用紙1枚の説明文を報道各社へファクスで送った。日付や署名部分を除いて37行にわたる長めの文章で、多くのメディアがウェブ版で全文公開している。
内容は、金銭的支援を受けたことは認めて感謝の意も示しつつ、婚約解消を申し入れられた際、「支援について清算」を母が伝えたところ、「『返してもらうつもりはなかった』という明確なご説明がありました」としている。さらに「母も私も(略)解決済みの事柄であると理解してまいりました」と主張。そのうえで「今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい」との考えを示した。
こうした内容が22日朝に報じられると、正午前には、元婚約者の男性が「トラブルは解決してない」と反論するコメントをした記事(朝日新聞デジタル)が流れた。婚約解消当時、小室さんの母から「月々1万円くらいずつしかお返しできませんが」と申し出があったが、「それでは少なすぎるので再考してください」と断ったと説明している。
こうした展開を取り上げた22日午後のワイドショーでは、小室さん側の対応に厳しめのコメントが相次いだ。
宮根誠司、「1回帰国して...」と会見促す
「ゴゴスマ」(TBS系)では、皇室ジャーナリストの山下晋司氏が
「あくまで小室家側の言い分」
「(この説明で、眞子さまとのご結婚に対し、国民から)祝福されるようになる、とは考えにくい」
と指摘。週刊誌によるトラブル報道から1年以上経った段階での「説明」に、
「人間性に不信感を持っている人も多いでしょうから」
と否定的な見方を示した。
ただ、金銭的支援をめぐっては、借用書などの書類は交わされておらず、「(小室家側と元婚約者側との)双方に弱みがある」(菊地幸夫弁護士)との指摘もあった。
「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、島田さくら弁護士が
「(支援を受けた金銭の返済に関する)法的義務はなくとも、『解決済みです』と言い切るのは、ちょっと早いんじゃないか」
と違和感を表明。また、皇室ジャーナリストの近重幸哉氏は、
「紙きれ1枚、文書1枚で、というところに誠意が表れるのか。国民がどう感じるのか」
と、今回の「説明文ファクス送り」という発表形式に疑問を呈した。
コーナーの終わりでは、司会の宮根誠司氏が
「1回帰国して、3人で話し合って会見、という手順が、ね...」
と、会見を開いたうえでの説明が望ましいとの考えを示した。
一連のトラブル報道をめぐっては、秋篠宮さまが18年11月の会見で、「結婚したい気持ちがあるのであれば、相応の対応をするべきだと思います」と、小室さん側に対応を促す発言をされていた。