動画への注目度の高さがステータスに
小木曽氏はさらに、若者たちの心理として、自身があげた動画に「いいね」が多数集まり、拡散されれば、「俺はスターだ」と感じるなど、動画が注目を集めることはステータスになっている、とも解説した。
また、今回の動画については、
「動画から何かを判断してはいけない、というのは基本なんですけど」
とことわったうえで、「あの先生は殴らない」と思っていたら、動画のような展開になり、周囲の生徒も驚いたのではないか、と指摘。明言はしていないが、他の生徒らも動画撮影を事前に知っていた可能性があることを示唆した、とも受け取ることができる発言だった。
その後、スタジオでは、挑発した生徒やその保護者の側の問題点や、事情はどうあれ、教師が生徒に「手をあげる」のは許されない、といったコメンテーターらの論評が続いた。
当該の高校の校長は18日に会見を開き、教師による体罰を認め謝罪した。生徒側には落ち度はなかったとの認識も示しており、22日の「ひるおび!」では、「生徒側に落ち度なし」の認識へ疑問を呈する声も出ていた。