NTTドコモの電子雑誌読み放題サービス「dマガジン」で「検閲」が行われている――? こんな憶測がSNSで拡散されている。配信されている雑誌から、ドコモを批判する記事が削除されていたというのだ。
同社は、J-CASTニュースの取材に「弊社から要請したわけではない」と否定した。さらに雑誌側に取材すると――。
著名人も問題視したが...
一般のツイッターユーザーが2019年1月19日、dマガジンで配信している雑誌『プレジデント』(19年2月4日号)の記事「『携帯料金4割値下げ』にだまされてはいけない」が、「検閲されてページ自体なかったことになっていた」と投稿した。
同記事は、「消費者が誤認する危険性を多く孕むいくつかの施策がある」として、ドコモなど携帯大手3社の料金プランを分析している。
電子紙面の画像も添えており、たしかに該当記事が掲載されたページが抜け落ちている。
投稿は1000以上リツイート(拡散)され、物議を醸した。国際大学GLOCOMの楠正憲客員研究員もツイッターで、
「これホント?プラットフォーマーが中身に踏み込んで自社に都合の悪い記事を消しちゃダメだろう。本屋が雑誌で自社の悪口を書かれたページを破って店頭に並べるようなもんでは?」
と問題提起する。