山口真帆さん(23)をめぐる事案で揺れるNGT48のメンバーが、続々とSNSの更新を再開している。
ただ、その内容は、コンサートでの声援に感謝するものがほとんどで、現時点では具体的に山口さんの名前を出すメンバーは皆無。「山口タブー」ともいえる状況で、「話そう話そうと、文にしようとずっと考えているのですが」などと苦渋をにじませるメンバーもいる。そんな中で、「優しくて大好きな自慢の副キャプテン」と、山口さんだと分かる形で気遣う言葉を発信するメンバーも出始めた。
NGT1期の最年少メンバーが公式ブログで...
事案の発覚以降、大半のメンバーのSNSの更新がストップしていたが、2019年1月18~19日まで行われていたコンサート「AKB48グループリクエストアワーセットリストベスト100」(リクアワ)を機に再開。イベントの舞台裏で撮影された写真などが次々に投稿され、1月20日に千葉市内で行われた握手会へのNGT48メンバーの参加が取りやめになったことを「すごくすごく心苦しいです」(角ゆりあさん=18)などと詫びる声も相次いだ。
「山口真帆」、愛称の「まほほん」といった単語を出すメンバーは引き続き皆無だが、事件後初めて実質的に山口さんに言及したとみられるのが小熊倫実(つぐみ)さん(16)。1月20日に更新された「フォトログ」と呼ばれるNGT48の公式ブログで、3周年記念公演やリクアワへの感謝をつづりながら、SNSの更新が止まっていた期間についても
「たくさんの返信メールだったりメッセージを送って下さってたくさんの支えになりました」
と言及。その上で、
「これから4年目、今まで以上にさらにチームのことをグループのことを1番に一生懸命に考えてくれる優しくて大好きな自慢の副キャプテン、そして大好きなチームGのメンバー、大好きなチームNIIIのメンバー、大好きな研究生のみんなと、NGT48全員で力を合わせて、支え合って、助け合って、そしてずっとこれからも初心の気持ちを忘れずに気持ちを新たに頑張りたいし、NGT48メンバーみんなとファンの皆さんとたくさんの景色をこれからも一緒に目指したいし見ていきたいです」
などと意気込んだ。小熊さんは15年のグループ発足時から所属する1期生では最年少で、現在は「チームG」のメンバー。そして山口さんは現在、チームGの「副キャプテン」だ。
「難しいことが言えなくてごめんなさい」
山口さんは1月10日に行われた「3周年記念スペシャル公演」で、
「私もチームGの副キャプテンとして、努力したいと思います」
などと話し、副キャプテンを続投する意向を明らかにしていた。このことを念頭に置いた書き込みだとみられる。
様々な理由で自分の思いを発信できずに悩むメンバーもいる。山口さんや小熊さんと同じチームGの中村歩加(あゆか)さん(20)は1月17日、ブログで
「話そう話そうと、文にしようとずっと考えているのですがなかなか頭の中でまとまらず、ごめんなさい。難しいことが言えなくてごめんなさい」
と苦悩を吐露し、
「でも私がずっとずっと思っているのは大好きな地元新潟の場所からみんなで笑顔でアイドル活動を一生懸命、ひたむきに全力で行いたいです。楽しんでもらいたい、劇場公演をはじめ、来てくださったファンの皆さんに笑顔になってほしい」
などと訴えた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)