ガラケーや旧型スマホが一挙サービス終了へ
反対に影響を受ける人が多そうなのが、一部機種でのサービス終了だ。フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)と、一部のAndroidスマホでは20年2月25日、もしくは同年12月22日(機種によって異なる)をもって、「ログインを伴うサービス」が終了する。電子マネーによる鉄道利用や買い物、店頭などでの現金チャージは引き続き可能だが、クレジットカードによる入金やオートチャージ、定期券の購入など、ほとんどのサービスはログインが必要なため、利用できなくなる。
ただ多くのガラケーでは、16年8月にセキュリティ面を理由に、すでにサービスを終了していて、今回対象となるのは約90機種(以下、発表資料参照)にとどまる。一方で、Androidで対象となるのは、NTTドコモが97機種、au(KDDI)が62機種、ソフトバンクが42機種、ワイモバイルが6機種、格安SIM・SIMフリー端末が7機種。資料に記載がなくても、AndroidのOSが4.4以下だと、21年3月以降(予定)、サービスを利用できなくなるという。
あわせて、新サービスの導入に合わせて、「モバイルSuica特急券」を終了するとも発表された。JR東日本と西日本、北海道の3社は18年6月、インターネットで新幹線を予約し、登録した交通系ICカードを自動改札機にタッチするだけで乗車できるサービスを19年度末メドに導入すると発表している。
年会費無料化もサービス終了も、それぞれ1年以上先の話だが、自分が影響を受けないか、今のうちに確認しておく方がよさそうだ。