まるで「テトリス」のブロック―? ホテルチェーン大手「アパホテル」は、「建設する土地の形を選ばない」ということが時々話題になるが、実際にかなり変わった形をしたアパホテルの写真がツイッター上に投稿され、2万1000以上の「いいね」がつくなど話題を呼んだ。
外観を見ると、どうやらアルファベットの「F」字型の土地に建っているようで、さらに「F」の窪みの土地には別のビルがあるのが分かる。
「効率的なプランニングが可能と判断」
この写真は「アパホテル 広島駅前大橋」を近所の建物から撮影したもので、2019年1月15日に投稿された。ブラウンの外壁で「コ」の字をしたホテルと、その脇に立体駐車場が建っており、土地全体は「F」字型をしている。窪みには別の業者の白いビルが建っており、上空から見ればパズルのブロックがはまったような構図だ。
不思議な光景に他のユーザーからは、
「おーー!! すごい景色!」
「テトリスみたいですね笑」
「眺望関係ないただ泊まるだけの部屋ならコの字部分でも構わないか」
といった驚きの声があがっている。
アパホテルが「変形地」でも展開していることは何度か話題を呼んだことがある。4月29日放送の「がっちりマンデー!!」(TBS系)で紹介されていたほか、東洋経済オンラインは17年3月7日の記事で「リーマンショック後に売りに出た安値の変形地を買い集め、ホテルを建設する」と開発手法について論じていた。
それにしても、変わった形の土地にホテルを新設していくのはなぜなのか。J-CASTニュースが17日アパグループに取材すると、広島駅前大橋館の建設の経緯についてこう答えた。
「当初、用地情報として持ち込まれた本ホテルの敷地形状がF字型をしており、当社の高い設計ノウハウにより、このような敷地形状の対象地であっても、効率的なプランニングが可能と判断したため、取得に至りました。また、大規模なアパホテルが建設できる大型用地であったことも取得に至った理由の一つです」