27歳の地元出身青年、1人ハンストの理由 「辺野古」投票できない宜野湾

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村本大輔さんが「勇気をもらった」

   最近になって、宮崎政久衆院議員が、各市町議会議員を集めた席で、「議会として予算案を否決することに全力を尽くすべきだ」との文書を配布したことが明らかになった。

   宮崎氏は会見で、「反対するよう説いて回ったことはない」と、働き掛けを否定したが、「否決することに全力を尽くすべき」

と書かれた文書を配布した事実は否定できない。

   結果的には住んでいる地域によって1票を投じる権利が奪われることになる。もちろん基地に賛成する人の1票もだ。いわば「大人の事情」によって、やっとこぎ着けた県民投票が、骨抜きになってしまう状況に陥っている。

   元山さんは、15日の早朝からハンストに入った。

「署名に応じてくれた人たちの思いを無駄にはできない」

   翌日、政治を風刺する漫才を手掛けるウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが駆けつけた。

   「勇気のいることだよね」と村本さん。

   「僕らが大人になって、子供たちに尋ねられたとき、きちんと答えたい。沖縄は分断を乗り越えなければならない。議論を深めていけば乗り越えられるのではないか」と元山さん。

   ものを言えば批判され、それを乗り越えようとしているふたりの会話は、30分近くに及んだ。

「勇気をもらった」

   そう話したのは村本さんの方だった。

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