小池知事「バンクシーの絵?」ツイートにツッコミの嵐

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   東京都港区内の防潮扉に描かれた絵が正体不明のアーティスト、バンクシーの作品の可能性もあるとして、小池百合子知事がこの絵とのツーショット写真をツイッターに投稿した。

   メディアでも報じられ、「本物だったらすごいね」と驚く声が出ているが、小池氏が漏らした感想には、ネット上でツッコミも相次いでいる。

  • 小池百合子知事のツイートが話題に
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絵とのツーショット写真も、ツイッターに投稿

   右手にカバンを持って左手で傘を差したネズミのような動物が、右横から描かれている。すべて黒っぽい色で、時間が経っているのか、所々色が剥げ落ちている様子だ。

   報道によると、この絵が描かれた防潮扉は、ゆりかもめ・日の出駅前にあり、2018年末に専門家からバンクシー作品の可能性があると都に連絡があったという。これを受けて、都は、本物かどうか調査することを決め、19年1月16日に撤去作業を行った。

   現在は、都が管理する倉庫で保管されているという。絵は、数年前にすでに描かれていた可能性も指摘されている。

   バンクシーは、世界各地で風刺画をゲリラ的に描くことで知られ、イギリスを中心に活動している。18年には、オークションで落札された作品を直後にシュレッダーにかけて、大きな話題となった。

   小池氏は、19年1月17日になって、今回の絵と並んで写っている写真などをツイッターにアップした。

「築地市場が消えることへの皮肉だったりして」

   投稿写真では、青っぽいコートを着て、描かれた動物と同じような格好でしゃがみ込み、カメラの方に微笑んでいる。

   「あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました!」

   小池百合子氏は、こうつぶやき、「東京への贈り物かも? カバンを持っているようです」とも書いている。

   このツイートは、反響を呼んで、様々な意見が寄せられた。

   共感する向きとしては、「本物だった場合、資産になるため都知事は笑顔なんだ」「目玉ができてちょうど良かったね」「前沢社長に買ってもらいましょう」といった声があった。

   一方で、バンクシーは、権力への風刺を好んで描くとされるため、「むしろ逆のメッセージでしょう」「築地市場が消えることへの皮肉だったりして」「日本のサラリーマンを象徴してるように見える」といった意見が出た。

   また、バンクシー作品ではないのではといった声もあるほか、「『公共物への落書き』じゃないの?」との指摘も出ていた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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