警察署を爆発物で襲撃する、とネット掲示板に書き込んだとして広島県内の無職、中田未祐(えめらるだす)容疑者(57)が逮捕された。威力業務妨害の疑い。広島県警が発表した。
名前部分で「未祐」と書いて「えめらるだす」と「ふりがな」をふっている地元紙の記事や地元局の字幕の写真がツイッターで紹介されると、「何をどうすると、そう読むんだ?」と、ちょっとした注目を集めた。こうした画像は、加工されたものではなく本物なのか。J-CASTニュースが念のため、容疑者を逮捕した県警広島西署に「未祐」の読み方を聞いてみた。
TVニュースの字幕に...
2019年1月15日の逮捕発表をうけ、NHK(広島放送局)や中国新聞(本社・広島市)などが16日に報じた。ウェブ版記事では「中田未祐容疑者(57)」(NHK)、「無職女性容疑者」(中国新聞)との表記になっていた。名前の読み方は分からない。
一方、16日のツイッターには、「中田未祐(えめらるだす)容疑者」との表記がある中国新聞の紙面の記事写真や、どの局の放送かは確認できないが、「未祐」部分の上に「えめらるだす」と書いている字幕の写真を掲載する人もいた。
すると、
「未祐って書いてエメラルダスって読むって、どゆこと?」
「何をどうすると『未祐』で『えめらるだす』になるんだ?」
と不思議がる声も寄せられた。漫画家の松本零士さんの作品「クイーン・エメラルダス」(表記の仕方は複数あり)を思い出す人もおり、
「年代的にクイーン・エメラルダスより前だから他にネタ元あるんか」
「『999』とか(略)あの辺の何かだよね確か。親がファンだったのかなあ...」
との指摘もあった。エメラルダスは、1970年代に登場したキャラクターで、「クイーン・エメラルダス号」で宇宙を旅する女海賊だ。「銀河鉄道999」など松本さんの他の作品にも出てくる。
昨今、難読だったり一風変わった読み方だったりする「キラキラネーム」を子供につける親を取り上げる記事や情報発信を時おり見かけるが、今回は事件報道で、また容疑者が50代ということもあり、気になった人が相次いだようだ。
J-CASTニュースが16日、広島西署に確認すると、容疑者の下の名前「未祐」の読み方は、確かに「えめらるだす」で間違いないそうだ。容疑を認めているという。
なお、戸籍上の名前の登録には「漢字の読み方」は含まれていない。読み方(ふりがな)の変更は基本的には市町村役所・役場や東京23区の区役所への届け出で可能で、「住民票ふりがな修正申請書」などの書式を用意している自治体もある。