NGT48の山口真帆さん(23)への暴行事件で、運営側がようやく記者会見を開いたが、その内容が不十分だとネット上で不満がくすぶっている。
タレントの危機管理に詳しい弁護士は、運営側の組織としての「未熟さ」を指摘する。
運営幹部は、秋元氏から叱責を受けたと明かす
この事件では、被害者の山口さんが真っ先に、動画などでの告白で関係者に迷惑をかけたと公演で謝罪した。その後になってようやく、運営会社のAKSが公式サイトで説明、そしてまた遅れて幹部らが会見と、異例の展開をたどっている。
AKS取締役で運営責任者の松村匠氏は、2019年1月14日の会見で、対応が遅れたことについて、「それに関してはお詫びを申し上げるしかない」と述べた。遅れについては、「警察の捜査状況を鑑みていたことが一番大きな理由。警察の方からも見解をいただきましたので改めてこういう場を設けさせていただきました」と説明した。
山口さんより先に事件を公表しなかったことには、「メンバー保護と、オープンになったときに2次的、3次的被害が及ぶのではないかと私の方で考えた」とした。
ただ、「結果的にああいうことになった」と対応の遅れについて謝罪した。
AKBグループ総合プロデューサーの秋元康氏(60)からは、「大変憂慮している」として、対応ぶりに「叱責」を受けたという。そして、「しっかりとメンバーをケアしていくことと、『君は運営責任者なんだから、経験もあるんだから、しっかりと考えなさい』ということを言われている」と述べた。
とはいえ、松村氏らの説明について、ニュースのコメント欄などでは、不十分だとの不満の声が次々に書き込まれている。