人気アニメの2期「けものフレンズ2」(テレビ東京系)が、2019年1月15日未明からスタートした。
17年1月からの第1期は、主人公の「かばんちゃん」が、自分が何者なのか知るために、サーバルキャットの「サーバル」らと冒険する物語だった。しかし15日の初回に、かばんちゃんは登場せず、ネット上のいわゆる「考察班」がアレコレと議論している。
「かばんちゃん」はトレンド入り
「けものフレンズ2」初回時点のメインは、おなかの鳴る音から名付けられた「キュルルちゃん」なるキャラクター。作品の舞台である「ジャパリパーク」には、動物が人間の少女の形になった「フレンズ」が生活しているのだが、自分が「何という動物のフレンズ」であるか自覚がないという。
そんなキュルルちゃんが、サーバルと「カラカル」に出会うところから物語はスタートするのだが、間もなく視聴者に衝撃を与える。それはカラカルが、以前サーバルが「ヒトのフレンズ」と旅したと話し、キュルルちゃんも同種なのではと指摘するシーンだ。
サーバルは「でも、うまく思い出せないんだよね。ずっと一緒にいたはずなのに」と返し、画面にはかばんちゃんに似たシルエットが。これを見た視聴者からは、
「かばんちゃんを思い出せないサーバル辛い」
「あの二人の別れがあったと考えると辛すぎる」
「かばんちゃんのこと忘れてしまっている設定なのかぁ...なんか寂しいね」
といたツイートが出ている。
セリフとしては出てこないながら、ツイッターでは「かばんちゃん」とツイートする人が続出。「けもフレ2」とともに、トレンド上位におどり出る結果となった。
担当声優「新しい冒険には不安はつきもの」
第1話のタイトルは「きおくのかなた」。キュルルちゃんが出自を忘れてしまったように、サーバルもまた、かばんちゃんの記憶を失くしてしまったのだろうか。ネット上では、なぜ「かばんちゃんを覚えていないのか」をめぐって、いろいろな考察が始まっている。
ツイッターでは、「動物はすぐ記憶を失くすから」や「旅が終わってから長い時間がたった」、「一度セルリアンに食べられてしまったのではないか」といった考察が出ているが、おおむね「サーバルは1期と同じ個体」との見解のようだ。
なお、1期でかばんちゃんを演じ、2期でもラッキービーストとミライの2役を務めている、声優の内田彩さんは、1話の放送開始直前に、こうつぶやいていた。
「それぞれ色んな思いがあるんじゃないかな。新しい冒険には不安はつきものだって私は良く知っています! ネクソン版(編注:15~16年に提供されていたスマホゲーム)からアニメ1期になる時もそうでした。今回も、けものフレンズの新しい物語が始まっていきます...! ドキドキです...よろしくっ!」