「森保監督の仕事」
一方、元日本代表の前園真聖氏はツイッターで、
「解説では北川に自分のプレーを出して要求すればいいと言っていました。もちろん大切なことだけれども、北川は大迫ではないので、まず自分を出すより中心選手のプレーにアジャストさせていくことのほうが大切だと思う。その後に自分のプレーを少しずつ出していけばいい」
という考え方を示している。
大事なアジア杯が始まってからこうした1トップ問題が露呈しはじめたため、ツイッター上ではチーム作りへの不安をよぎらせるユーザーもいる。
「大迫が出られなくて北川や武藤をいきなり使ってるように後手になりすぎ」
「誰かに大迫の代わりをやらせるとかじゃなくて、大迫が出られないなら別のパターンの戦術で試合ができるようにしたい。森保監督の仕事」
「森保監督は大迫いない場合のオプションでツートップという戦術を持ち合わせてないのかな?」
決定機を作るまでには至らなかったが、徐々に「良さ」も見えかけた。MF柴崎岳(26)が後半7分、DFラインの背後へ斜めに走る北川に向け、ロングボールを放り込んだシーンは、相手のクリアに阻まれたが、わずかなスペースへ抜け出そうとする意図も見えた。
トルクメニスタン戦の2ゴールで大迫の存在感が一層増した一方、不在時の影響も浮き彫りとなった日本代表。すでに決勝トーナメント進出が決まった状況で戦う17日のウズベキスタン戦で、活路は見いだせるか。