巨人の補強成功を導く「原監督の言葉力」 転職のプロが分析すると...

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   2018年オフ、巨人はFA(フリーエージェント)での補強をはじめとし、他球団から次々と選手を獲得して大型補強に成功した。戦力補強において核となってフル回転したのが原辰徳監督(60)だ。必要とあらば直接、交渉のテーブルにつき、時には熱いメッセージを送って口説き落とす。「転職」先を求める野球選手たちは、なぜそこまで原監督に惹かれるのか。そこでJ-CASTニュースは、中途採用のプロフェッショナルに話を聞いてみた。

   今オフ、国内の他球団から巨人に移籍してきた主な選手は、丸佳浩外野手(29)、炭谷銀仁朗捕手(31)、中島宏之内野手(36)、岩隈久志投手(37)ら4選手。なかでもFAの目玉であった丸外野手と、日米通算170勝の岩隈投手の去就に大きな注目が集まった。激しい争奪戦が繰り広げられるなか、両選手ともに複数の球団と接触した末、最後に選んだのが巨人だった。

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「一発やってやろうぜ」

   巨人との交渉において、それぞれの選手が口をそろえるようにして原監督の言葉が移籍の決め手となったと告白している。

「戦力として一緒に戦ってほしい」(岩隈)
「ジャイアンツに新しい血を入れてくれというか、カープでやってきた、いいモノをジャイアンツに持ち込んでやってもらいたい」(丸)
「一発やってやろうぜ」(中島)

   炭谷捕手の場合は、大塚球団副代表兼編成担当が原監督からのメッセージを託され、交渉の場で次の言葉を炭谷捕手に伝えたという。「優勝するために、捕手の要である炭谷選手がどうしても欲しい」

   現場指揮官の直接出馬による交渉は、プロ野球界だけではなく、一般の転職市場でもこの方法が導入され始めているという。株式会社リクルートキャリアによると、ここ最近、企業の人材確保にあたり、人事が孤軍奮闘するのではなく、配属先の職場長や同僚が採用活動を主導する「職場スカウト採用」のケースが増えてきたという。

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