十人一色→十人十色→「一人十色」へ
「ポスト平成」のトレンドについて、資生堂は「多様性」の高まりを上げる。ギャル文化時代の安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんのように、かつては多くの女性が手本にしたがる象徴的な存在がいた。そんな「十人一色」の時代は、平成の後半にかけて、それぞれの好みを求める「十人十色」の傾向が強まった。さらに最近では、インターネットの急速な普及で、個々が必要な情報を直接受け取る時代になって、多様化がいっそう進んでいる。
資生堂は「日によってメイクやヘアを変えるのはもちろん、1日のうちにも場面次第でファッションを変える女性が増えている。これからは『一人十色』か、一人がそれ以上の色を持つ時代になるのではないか」と見ている。