創刊29年のデザイン誌『MdN』休刊、業界関係者から惜しむ声相次ぐ

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   1989年創刊のデザイン雑誌『MdN』(エムディエヌ)の休刊が2019年1月10日、公式サイトで発表された。

   本信光理編集長名義で「読者のニーズに適した情報を深度やスピード感のバランスを見ながらお届けすることが難しい」とコメントしており、読者からは惜しむ声が相次いでいる。

  • 2019年2月号
    2019年2月号
  • 2019年2月号

「僕はこの雑誌に20年以上お世話になりました」

   『MdN』は、メディア事業などを展開するインプレスグループの子会社である「エムディエヌコーポレーション」(東京都千代田区)が発行する。

   デザイナーやクリエイターの「バイブル」として知られ、業界内では有名な雑誌だ。最新号(2019年2月号)では、「ポップカルチャーはなぜ彼らの映像を必要とするのか?」との特集を組み、Perfumeや星野源さんのミュージックビデオなどを手がけた映像監督の関和亮氏らを紹介している。

   公式サイトに掲載されたお知らせでは、休刊の理由を

「月刊での刊行ペース、そして2019年2月号(1月5日売り)からの隔月刊行ペースで、読者のニーズに適した情報を深度やスピード感のバランスを見ながらお届けすることが難しいと判断致しました」

と説明。3月6日発売の4月号をもって幕を閉じる。今後は、ウェブメディアとして「再出発」するという。

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