吉田沙保里に「投げて」もらうと幸運が? 引退発表で「都市伝説」続々と発掘される

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   女子レスリングの吉田沙保里さん(36)が2019年1月8日、現役引退を発表した。五輪3連覇をはじめとし、13大会連続世界一、個人戦206連勝など数々の記録を打ち立て、「霊長類最強女子」と称された。ネット上では吉田さんの引退を惜しむ声が続出するなか、過去の吉田さんの「都市伝説」を懐かしむ声もあがっている。

   吉田さんの「都市伝説」で有名なのが、「吉田さんに投げられると縁起がいい」というもの。2012年ロンドン五輪で優勝した際に、吉田さんが当時監督だった栄和人氏をマットの上で歓喜の首投げを決めたシーンがSNS上で拡散し、この説も一気に広まった。

  • 吉田沙保里さん(2016年撮影)
    吉田沙保里さん(2016年撮影)
  • 吉田沙保里さん(2016年撮影)

投げたら結婚、連ドラ出演...

   この説を裏付ける事実がある。吉田さんは、2007年の世界選手権で優勝した際にも栄和人氏を首投げしている。この後、栄和人氏が12歳年下の元教え子とゴールイン。また、2012年2月には、友人でモデルの佐藤ありささんから「投げて欲しい」と頼まれて、飛行機投げで投げたところ、佐藤さんの連ドラ出演が決まったという。

   吉田さんはロンドン五輪での首投げの理由について「来たんで投げたんです」とレスリング選手らしく自然に体が反応したと主張。これをきっかけに吉田さんがテレビ出演した際には、共演者から「投げてほしい」との依頼が殺到したという。

   これ以外にもネット上では、真偽はさておき、吉田さんの「都市伝説」が溢れている。

「あまりに強いので外国人選手が合同練習を申し出るもあまりにハードすぎて帰国」
「中学時代に左腕を骨折した状態で大会に出場して優勝」
「アルソックCMは分身以外一切CGなし」
「タンス→『吉田沙保里の小指に角ぶつけてめちゃくちゃ痛い』」
「吉田沙保里の素材を切り抜こうと画面キャプしてたけど、吉田沙保里の方だけブレてて使える素材が少ない 速すぎんだろ」

   世界でも稀にみる強さを誇る吉田さんだが、ネット上では一時期、吉田さんの中国でのあだ名が話題となった。中国では日本のスポーツ選手や芸能人にユニークなあだ名をつけることがよく見られ、体操のひねり王子こと白井健三選手は「ドラム式洗濯機」、卓球の福原愛さんは「磁器のお人形」と称され、ジャニーズ事務所は「美少年工場」とも呼ばれている。

中国でのあだ名は...

   日本人に対するこのようなあだ名が横行する中国において、吉田さんのあだ名は「絶望」だという。おそらく、強すぎて相手が絶望する、絶望的に強いなどの理由が推測されるが、実はこの「絶望」というあだ名が中国で実際に広まっているかどうかは不明で、日本のSNS上の「都市伝説」である可能性が高い。

   また、多くの「都市伝説」を持つ吉田さんの過去の名言がネットで改めて注目を集めている。

「金メダルの数は忘れました」
「ライバルたちはみんな私のタックルを研究して対策をしてくるので、タックルで倒した」
「私、本当に自分が女でよかったと思っています。男だったらきっと、試合で何人か相手を殺してますね」
「可愛い外国人と戦うときは燃えますね。『ブン投げてやる!』って」
「(55キロ級が廃止され)ベスト体重は53kgだからごはん食べなくていいから楽」

   女子レスリング史に数々の栄光を刻んだが、一方では強すぎるゆえの「都市伝説」や「名言」で世間の話題をさらった吉田さん。明日10日に正式に引退会見を行い、33年間のレスリング人生に幕が閉じられる。

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