吉田沙保里の「結婚・出産」、気を揉むワイドショーに視聴者「失礼」「余計なお世話」

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   レスリング五輪4大会連続メダリストの吉田沙保里さん(36)が現役引退を発表したことに絡め、一部ワイドショーでなされた議論が「余計なお世話」だと顰蹙を買っている。

   それは結婚・出産について。「やっぱり結婚してほしい!」「東京五輪が終わると37歳になりますね。そこからスタートになると厳しいんですか?」といった言葉が、コメンテーターやタレントから飛び出した。吉田さん自身、かねてから結婚や子育てについて語ってきたものの、本人不在の場でこうした言葉が交わされたことに、インターネット上では「ドン引き」などの声が続出した。

  • 吉田沙保里さん(2016年撮影)
    吉田沙保里さん(2016年撮影)
  • 吉田沙保里さん(2016年撮影)

「そっちの準備も東京五輪に出ればもっとかかってしまう」

   リオデジャネイロ五輪後に選手兼コーチとして活動していた吉田さんは2019年1月8日、自身のツイッターなどで選手としての引退を表明。9日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、スポーツジャーナリストの小林信也氏が「12月半ばに(活動拠点の)至学館大学の練習を見させてもらいましたが、吉田さんは完全にコーチとしての振る舞いでしたね」と近況を伝えた。だが続けて、

「すっかりコーチでしたし、眼差しが以前とはずいぶん違いますよね。どんどん女性らしい雰囲気になってきました。吉田さんの次の人生、結婚やお子さんを持つことも考えると、そっちの準備も東京五輪に出ればもっとかかってしまう。(リオ五輪後の)この2年半でそっちに気持ちが傾いている」

と、プライベートの話を展開した。

   テレ朝社員でコメンテーターの玉川徹氏も「もしかすると、交際相手ができたりしたのかなと思ったんですけど、現実としてそういう相手が見えてくると、結婚して出産することを考えれば早い方がいいのは間違いないですよね」と続けた。小林氏は「僕が(吉田さんの)近い方に取材している範囲で言うと、まだそこまでは...それがあって(の引退)ということではどうもなさそうです」と伝えたが、

「そうだとすればなお、そちらに気持ちを向けていく方がとても大切ではないかな」

と「助言」した。

   話はまだ終わらない。BUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長の浜田敬子氏は「相手がいらっしゃったら2年後には(東京五輪が)終わるのでそこからと割り切れると思うんですけど、逆に相手もいないから、これから相手を見つけて結婚したいとなると、この2年間が(長い)」との見立てを述べ、

「30代女性って仕事とライフイベントの両立ですごく悩むじゃないですか。35歳というひとつの出産のタイムリミットはどの女性でも意識する。吉田さんの場合は家庭に憧れていらっしゃるので、悩まれているのが分かりますね」

と「女性」目線で推測した。

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