西野カナと宇多田ヒカルの類似性 人生に必要な「活動休止」

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   歌手の西野カナさん(29)が2019年2月のコンサート後から無期限に活動を休止すると発表した。

   西野さんは1月8日に公式サイトで活動休止について説明。その上で、「またいつか皆さんの前で歌える日が来るまで、日常の中で音楽を楽しみたいと思っています」と、時期は未定ながらも復帰に言及している。突然の活動休止宣言だけに落胆の声は大きいが、それでも「いつかは戻ってきてくれる」と、前向きに捉えるファンからのツイートが続々だ。

  • 西野カナさんの公式サイトから
    西野カナさんの公式サイトから
  • 西野カナさんの公式サイトから

宇多田ヒカルは「人間活動」を発表

   西野さんの公式サイトに掲載されているメッセージには、活動休止についての明確な理由は記されていない。ただ、「旅行が好きなので、行きたい場所もまだまだありますし、やってみたいこともたくさんあります」との文言があることから、今回の活動休止は病休や産休などではなく純粋な休養とみられる。そのためか、今回の西野さんの活動休止宣言に対しては、2010年8月に宇多田ヒカルさん(35)が活動休止を発表した際との類似性を指摘する声が上がっている。

   発表当時、宇多田さんは公式サイトで、

「この12年間、アーティストとしてはいろんなことにもチャレンジしたし、少しは成長できたと思います。でもこれ以上進化するためには、音楽とは別のところで、人として、成長しなければなりません」

と説明。併せて、

「新しいことを勉強したり、この広い世界の知らないものごとを見て知って感じて、一個人としての本当の自分と向き合う期間になると思います。それは『アーティスト活動』とは違う、『人間活動』かな、と」

と、活動休止が今後の自身の人生に必須の要素であると説明した。

活動休止中もSNSは重要なツール

   メッセージ発表後、宇多田さんは2011年から活動休止に入り、16年に復帰。活動再開後はファンからの支持をそれ以前と同様に集めているところからして、「人間活動」はプラスに働いたと見ていいだろう。一方の西野さんだが、今回の活動休止宣言を受けたネット上の反応は、「10代から突っ走ってきたシンガーソングライターは活動休止しがち」といった、デビューが早い歌手の活動休止は当然であると理解を示す声が多く、やはり、復帰の際のプラス要素となる可能性は高そうだ。

   また、宇多田さんが活動休止期間中もツイッターやインスタグラムで情報発信をしていたことは、西野さんにとっても参考になるのではないだろうか。活動休止中の様子をSNSを通じて発信するなど、これまでとは違うファンへのアピールは新たな展開を生む可能性もある。

   ファンの温かい眼差しは西野さんの今後の復帰を後押しするだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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