「正則学園高校」(東京都千代田区)の教員によるストライキに関連して、同じく私立の「正則高校」(東京都港区)が公式サイトに注意文を掲載している。
「正則学園高校」では2019年1月8日、教員約20人がストライキを行ったが、「正則高校」の注意文は、その前日の7日付になっている。
「お間違えになる方が多いのも承知しています」
正則高校は注意文で、問い合わせが寄せられているとして、「本校とは創立者、学校法人、学校ともすべて別の学校です」とコメント。
「正則という同じ校名が入っているところから、同一法人ではないかという疑問など、これまでにお間違えになる方が多いのも承知しています。あらためて、それぞれの創立理念があり、別の学校法人のもとで学校を設立運営し教育活動を進めていることをご理解願いたいと思います」
と呼びかけている。
正則学園高校のストライキについては、J-CASTニュースが8日、「始業前の『理事長へあいさつ』儀式は不当 『教員らがスト』の学校側に話を聞いた」として詳報。
正則学園高校の教員が加入する労働組合「私学教員ユニオン」によると、正則学園高校では始業前の6時30分から教職員全員が理事長にあいさつをする慣習があるとし、「伝統だからとの理由で参加は強制。遅刻したり不参加だったりした場合は校長や理事長から叱咤(しった)を受ける」(私学教員ユニオン担当者)と話していた。同日には、廃止を訴えストライキを決行している。
(J-CASTニュース編集部 谷本陵)