「(韓国は)異様な反日政策」の学長発言が波紋 山梨大に見解を聞くと...

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   国立大の山梨大(甲府市)の島田眞路学長が年頭あいさつした内容が、ネット上で波紋を呼んでいる。

   韓国の対日政策に関する発言で、産経新聞(ウェブ版)が報じたほか、精神科医の香山リカさんがツイッターで批判的な内容を投稿した。

  • 年頭あいさつする島田眞路学長(山梨大ホームページより)
    年頭あいさつする島田眞路学長(山梨大ホームページより)
  • 年頭あいさつする島田眞路学長(山梨大ホームページより)

レーダー照射、徴用工問題、慰安婦問題に触れる

   島田学長は2019年1月4日、同大甲府キャンパスで教職員らを前にあいさつした。同大サイトが公表した「あいさつ全文」によると、冒頭、米中間で互いに関税を引き上げるなどの「貿易戦争」が激化しうることや、昨年、トランプ大統領が相次いで政府高官を罷免したり、国防長官を更迭したりしたことに触れ、米国の政治情勢に言及。そのうえで、島田学長は

「不穏といえば、韓国もレーダー照射、徴用工問題、慰安婦問題など異様な反日政策をとっている」

と韓国を批判した。

   産経新聞(ウェブ版)は7日、「山梨大学長『韓国は異様な反日政策』 年頭挨拶で警鐘」との見出しで記事を配信。これに対し、香山リカさんは8日のツイッターで

「自由が守られるべき学問の場での偏った政治的発言」

と指摘した。

学長発言をめぐってはツイッター上で

「山梨大学長の話、『反日』発言そのものより、『徴用工』や『従軍慰安婦』を具体的に上げて反日呼ばわりしていることをもっと問題にすべきだと思う。ガチの歴史修正主義者(少なくともそれを容認している)ということですよ」
「卑しくも国立大学の学長が『反日』という言葉を使って韓国に対する敵視を煽っているのですか」

などと、批判的な声が相次いだ一方、

「(学長の)おっしゃる通りです」

と賛意を示す投稿もあった。

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