数字では丸に及ばないとはいえ...
このやりとりの中で原監督が長野の話題に触れなかったことをネット上でファンが指摘し、元旦早々に「長野のプロテクト漏れ」の憶測が飛び交った。
広島は当初、人的補償の選択選手について期限の1月19日まで熟考する構えを見せていたが、1月4日に広島・松田オーナーは「現場と擦り合わせて、10日前後に巨人に知らせる」と前倒しする意向を示した。すでにこの時点で選択選手が決まっていた可能性が高い。
長野の来季の年俸は2億3000万円で、丸の昨季の2億1000万円を上回る。昨季の両者の成績を比較すると、打率306、39本塁打、97打点の丸に対して長野は打率290、13本塁打、52打点と、数字では丸に及ばないが、チームのリーダー的存在の経験は若手にとって生きた手本となる。
広島は「予告」通り、大物ベテラン選手を選択するのか。内海に続いて長野が流出となれば、巨人ナインに与える影響は大きく、チームの士気を揺るがしかねない事態となるだろう。