東京・豊洲市場で2019年1月5日に行われたマグロの初競り。落札された青森県大間産の278キロのマグロには、史上最高値の3億3360万円がついた。競り落としたのは、すしチェーン「すしざんまい」を運営する「喜代村」で、このマグロは東京・築地の「すしざんまい」本店に運び込まれ、客に振る舞われることになった。
J-CASTニュース編集部は同日夕方、同店前の様子を取材した。
テレビの中継も行われた
築地は、豊洲市場の前に使われていた築地市場が2018年10月まで営業していた場所だ。すしざんまい本店は、築地場外市場の一角に出店しているため、店舗前の路地は普段からそれなりに通行量が多い。
J-CASTニュース記者が到着した5日夕方には、史上最高値マグロの落札から約半日が経過していたにもかかわらず、ざっとみて200人ほどの客が路上で列をなして入店待ちの状態だった。路地ではすしざんまいの店員の「少しずつお進みくださーい!」との声が響き渡っていたほか、「列の最後尾はこちら」と書かれたプラカードも。
16時半になると、外には時刻を告げるチャイムが鳴り響いた。すると、店舗前では「テレビ朝日」のロゴが入った撮影スタッフらが生中継を開始。ごった返す店舗前の様子をリポーターの実況付きで撮影した。これはテレビ朝日系「スーパーJチャンネル」の中継で、番組では「最後尾までは何と1時間50分待ち」などと伝えていた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)