藤岡藤巻・藤巻直哉さんが振り返る「ポニョ」人気 「娘が、ユニット名を変えてくれと...」

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「ポーニョポーニョポニョさかなの子...」

   スタジオジブリ作品「崖の上のポニョ」(2008)の主題歌を歌っていた、愛らしい女の子と渋いおじさんの3人組ユニット「藤岡藤巻と大橋のぞみ」を覚えているだろうか。当時小学3年生だった大橋のぞみさんの後ろでは、ギター担当の藤岡孝章さん、ポニョのパペットを持った歌担当の藤巻直哉さんが存在感を放っていた。

   その後、大橋さんは2012年に引退。では、その「藤岡藤巻」の2人は今何をやっているのか――。J-CASTニュースは、「藤岡藤巻」の藤巻さんを取材した。

  • 藤岡藤巻
    藤岡藤巻
  • 藤岡藤巻の藤巻直哉さん。「崖の上のポニョ」ではポニョのパペット&歌担当(2018年12月撮影)
    藤岡藤巻の藤巻直哉さん。「崖の上のポニョ」ではポニョのパペット&歌担当(2018年12月撮影)
  • 藤巻さんが共同プロデューサーを務めた映画『あした世界が終わるとしても』(2018年12月撮影)
    藤巻さんが共同プロデューサーを務めた映画『あした世界が終わるとしても』(2018年12月撮影)
  • 『あした世界が終わるとしても』2019年1月25日公開(2018年12月撮影)
    『あした世界が終わるとしても』2019年1月25日公開(2018年12月撮影)
  • 藤岡藤巻
  • 藤岡藤巻の藤巻直哉さん。「崖の上のポニョ」ではポニョのパペット&歌担当(2018年12月撮影)
  • 藤巻さんが共同プロデューサーを務めた映画『あした世界が終わるとしても』(2018年12月撮影)
  • 『あした世界が終わるとしても』2019年1月25日公開(2018年12月撮影)

ツイッターフォロワー数116人、YouTube登録者数47人

   藤岡さんと藤巻さんは、70年代にはもう1人のメンバーとともに「まりちゃんズ」として活動していた。「藤岡藤巻」は小学校の同級生だった藤岡さんと藤巻さんが2005年に結成したユニットで、名づけ親は親交があった音楽プロデューサーの秋元康さん。2008年の「第50回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)では「崖の上のポニョ」で特別賞を受賞。同年の「第59回NHK紅白歌合戦」をもって「藤岡藤巻と大橋のぞみ」としての活動を終了した。

   藤岡藤巻の楽曲は、バレンタインデーへの思いを綴った「死ね!バレンタイン・デー」、息子に現実を諭す「息子よ」など、どこか哀愁が漂う。「崖の上のポニョ」を機にメディア露出が増え、世にその名を知らしめた藤岡藤巻だが、2008年の紅白歌合戦以降、忽然と姿をくらましていた。

   しかし2018年2月、藤岡藤巻は突然ツイッターを開設、2月23日には7年ぶりのライブを行った。さらに調べてみると、17年11月にはYouTubeチャンネルを開設していたようだ。18年12月21日時点で、ツイッターのフォロワー数は116人、YouTubeのチャンネル登録者数は47人と紅白出場歌手にしては少し物寂しい気もする。

   J-CASTニュースはなんとか2人にコンタクトを取ろうとしたものの、すでに事務所との契約は終了。なかなかその行方が見つからない。あちこちに電話をかけるうち、ようやく藤巻さんと出会うことができた。18年12月11日、都内某所で藤巻さんにインタビューを行った。

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