「ゴーゴー大作戦」の意味も変わった? 駅伝青学大5連覇に黄信号

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   2019年1月2日 に行われた第95回箱根駅伝は、東洋大が昨年に次いで往路優勝を果たす結果となった。

   優勝候補に挙げられていた青学大は、トップの東洋大と5分30 秒差の6位。史上3校目となる「5連覇」達成に黄信号が灯った。原晋監督が掲げた「ゴーゴー大作戦」もすっかり意味が変わってしまったとの声もでた。

  • 第95回箱根駅伝公式サイトより
    第95回箱根駅伝公式サイトより
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「5分以上の差をひっくり返して5人を抜かなければならない大作戦」に

   東洋大は1区の西山和弥選手(2年)が区間賞の好走で首位に立ち、終始先頭争いに絡むレースを続けた。4区を走った相沢晃選手(3年)の区間新記録の好走で往路優勝を盤石なものにした。

   一方の青学大は3区を走った森田歩希(ほまれ)選手(4年)が区間新記録の快走を見せ、一時先頭に立ったものの、全体的に振るわない結果となった。

   昨年12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた「第95回箱根駅伝 監督トークバトル」で青学大の原監督は、

「監督就任15年目。箱根駅伝95回大会。5度目の優勝。キーになる区間は5区。ライバルチームはゼッケン5番の東海大かな。私たちは『アチチ、アチ~!』と燃えております。郷ひろみさん...じゃないですが、名付けまして『ゴーゴー大作戦』です!」

と、郷さんの代表曲であり、18年31日の「NHK紅白歌合戦」でも披露した「GOLDFINGER'99」にかけて、「5」づくしの意味を掲げて作戦名を公表していた。

   しかし、往路でトップから5分以上の差を付けられ、6位でのフィニッシュとなった青学大。ツイッター上では「ゴーゴー大作戦、5分以上の差をひっくり返して5人を抜かなければならない大作戦になりました」などと皮肉まじりの厳しい声も上がっている。

前回は復路だけで東洋大に5分29秒差

   往路6位の結果を受け、メディアの取材を受けた原監督は、「誤算は4、5区」と反省。復路の見通しについては「6、7区で詰める。アンカーに1分30秒差なら可能性はある」と語った。

   6区には3年連続で山下りを担当し快走を見せた小野田勇次選手(4年)。7区には前回大会で区間新をマークしてMVPを獲得した林奎介選手がおり、監督の「逆襲」に望みを抱くファンも多そうだ。

   昨年も東洋大に往路で敗れた。ただ、この時のタイム差はわずか36秒。今回とはまったく違う。一方で、前回は復路だけで東洋大に5分29秒も上回ったので、昨年並みに東洋大に差をつけることができれば、今回の5分30秒差挽回も不可能でないかもしれない。

   ツイッターでは、「青学ならまだ可能性がある」とする意見も見られた。

「他の大学なら総合優勝の可能性は低いけど、青学ならまだ可能性があると思ってるのは僕だけじゃないはず!」
「青学層が厚いからなー復路で普通にこえてきそう」

   昨年12月13日に同大学で行われた壮行会・取材会で、今回のチームは「史上最強軍団」と紹介していた原監督。「間違いなく、みなさんにいいご報告ができるのでは」との監督の言葉が本当のものになるのか

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