新年恒例の一般参賀が2019年1月2日、皇居であった。天皇陛下が在位中に一般参賀に出席するのはこれが最後で、平成に入ってから最も多い15万4800人(速報値)が皇居に足を運んだ。
天皇陛下は、当初は計5回にわたって、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまら皇族方と長和殿のベランダに立つ予定だったが、想定よりも人出が多く、急きょ2回追加された。
「本年が少しでも良き年となるよう」
一般参賀は午前3回、午後2回の予定だったが、午後のスケジュールが繰り上げられた。天皇陛下は計7回にわたって、集まった大勢の人々に
「新年、おめでとう。晴れ渡った空のもと、皆さんとともに新年を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が少しでも多くの人々にとり、良き年となるよう願っています。年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」
と語りかけた。
集まった人々の多くがスマホを手に皇族方を撮影。例年の「天皇陛下万歳!」といった声に加えて、「ありがとうございました!」「おつかれさまでした!」といった声が次々にあがった。