炎上の平成史 mixiからバカッター、ユーチューバーへ...「ネット」はどう変わったのか

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成長期~バカッターとデマ~

   「成長期」(10~13年)は、「バカッター」と「デマ」が横行した期間だ。

   08年に日本での本格展開を開始した「ツイッター」は、ミクシィと比べて誰でも気軽に情報発信できるとして急成長した。だが気軽さゆえに不用意な投稿をする「バカッター」行為が相次ぐ。

   13年のネット流行語大賞では4位にバカッターが選出。投稿者の立場によって「バイトテロ」、「客テロ」(モンスタークレーマー)とも言われた。

「早慶大学生」ら次々ネットで炎上 車内で無断撮影、ツイッターで中傷(11年11月)
ミスド半額セール「品切れ閉店」続出 店員ストレス「暴言」つぶやき「炎上」(12年9月)
玉木宏も「バイトテロ」の餌食に カード利用レシートが曝される(13年9月)

   大学生を対象にした調査では、悪ふざけ写真の投稿について「面白い」が2%、「騒ぐほどの問題ではない」が9%と、1割以上が容認姿勢。11年7月には、東京大学の教育学部長が、学生のツイッター利用について「慎重に考えて責任を持って行動」するよう異例の注意喚起を出し話題となった。

   また、災害時をはじめとした「デマ」が問題視され始めたのもこの時期。芸能人がデマ投稿を拡散するなど、ネットリテラシーの重要性が叫ばれた。この流れは、やがて「フェイクニュース」問題にもつながっていく。

ねつ造 されたツイート、2ちゃんで晒され炎上 「証明が難しい」ネットの怖さ(12年1月)
アニメ「ラブライブ! 」の聖地が出入り禁止! とんでもないデマに昭和5年創業の老舗が激怒(13年8月)
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