「第69回NHK紅白歌合戦」のリハーサル3日目が、2018年12月31日に行われた。
放送当日のリハーサルだけあって、会場のNHKホールは本番さながらの緊張感の中、出演歌手たちが次々と登場。リハーサルの1日目や2日目と違い、多くの出場者が私服ではなく衣装で舞台に立つなど、本番に向けて完成度を高めるための最後の確認が行われた。そんな中、本番直前にもかかわらず、内容が詰め切れていないワンシーンが報道陣の笑いを誘った。
去年は「Sexy Zone」にダメ出し
報道陣の笑いを誘ったのは、総合司会の内村光良さん(54)扮するキャラクター、「NHKゼネラル・エグゼクティブ・プレミアム・マーベラス・ディレクター兼紅白スーパーバイザー」の三津谷寛治が登場する「三津谷の部屋」のリハーサルだ。NHKホールのスクリーンに、別室からの映像が映し出されると、そこには内村さんとムロツヨシさん(42)、DA PUMPの7人に加え、他にも「ゲスト(未定)」と書かれたプラカードを下げたスタッフ2人が同席していた。
開口一番、内村さんは「まずは、『ゲスト未定』。何と、この時間(12時ごろ)になってもゲストが決まっていません」と、番組開始7時間前のリハーサルであるにもかかわらず、スタッフが代理をつとめていることにダメ出し。そこにムロさんが、「紅白って、これぐらいのかたちで(本番直前のリハーサルを)やるもんなんですね」と合いの手を入れると、内村さんは「去年よりヒドいですよ」と、今年の段取りの悪さを嘆いた。
三津谷寛治は、NHKのコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の人気キャラクターだ。出演者に「NHKらしさ」を求める堅物で、昨年も「三津谷の部屋」のコーナーが行われた。
当時、「問題のある出演者を呼び出してダメ出しをする」とのコンセプトで呼び出されたのは「Sexy Zone(セクシーゾーン)」だった。この時、内村さんは「あなた方のグループ名、際どいです。NHK的にギリギリです」とダメ出し。「NHKに入る際はSafety Zone(セーフティーゾーン)と名乗ってください」と無茶振りし、視聴者の笑いを誘うなどしていた。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)