例年のNHK紅白歌合戦では大所帯ぶりが際立っていたAKB48が、2018年は「少数精鋭」路線に転じたようだ。16、17年の2年連続で48人が出演してきたが、18年の紅白に国内グループから出演するのは、3分の1の16人のみだ。
さらに、これまでは指原莉乃さん(26)が所属するHKT48など国内姉妹グループのメンバーが6割以上を占めていたが、今回は丁度半分の8人がAKBで、「本店回帰」も鮮明だ。ただ、囲み取材ではほとんどの発言が指原さんによるものだ。指原さんの卒業を控え、メディアの露出が「本店回帰」となるかは未知数だ。
姉妹グループからは「顔」だけ選ばれ、AKB本体からは幅広く
今回の紅白で披露する「恋するフォーチュンクッキー」は日本では15年に発売され、18年にタイでも大人気になった。これにちなんで、タイ・バンコクを拠点にする姉妹グループのBNK48メンバー16人やダンサーも出演する。
そこで際立つのがAKB48グループメンバーの「少数精鋭」ぶりだ。16年は視聴者投票で出演メンバー48人を選び、17人は視聴者投票で選ばれた楽曲3曲を、事前に選ばれたメンバー48人が披露した。そのうちAKB48のメンバーはそれぞれ17人と18人で、全体の4割以下だった。
一方、18年にAKB48グループから出演した16人のうち、半分の8人をAKB48のメンバーが占めた。国内姉妹グループでは、HKT48からは指原さん以外に田中美久さん(17)が出演。SKE48からは、18年の選抜総選挙でワンツーフィニッシュを決めた松井珠理奈さん(21)と須田亜香里さん(27)、新潟のNGT48からは荻野由佳さん(19)、中井りかさん(21)の2人ずつが出演する。NMB48と瀬戸内・STU48からは、それぞれ白間美瑠さん(21)、瀧野由美子さん(21)のみが選ばれた。