ローソン&セブンの動向は
消費者の気持ちを知ってか知らずか、コンビニ主要3社はいずれも、独自スマホ決済の導入を進めている。先行するのは「ローソンスマホペイ」だ。18年春に実証実験され、11月22日時点では11店舗で利用可能。18年度末までに100店舗での導入を目指している。
このサービスの特徴は、客みずからがスマホで商品バーコードを読み取り、レジに並ばなくても決済できること。ポイントやキャッシュバックといった金銭面ではなく、「時短」をアピールすることで、差別化を図っている。
セブン&アイ(7&i)グループも6月、スマホ決済事業の新会社「セブン・ペイ」を設立した。公式サイトには現在、「2019年サービス開始予定! 新スマホ決済サービス」とのみ書かれているが、これも同様に、加盟店はセブン‐イレブン系列がメインになる可能性が高い。
消費者にとっては、どこのお店でも、ひとつのアプリで決済できるに越したことはない。いかに「不便さ」を乗り越えられるメリットを提供できるかに、生き残れるか否かがかかってきそうだ。
(J-CASTニュース編集部 城戸譲)