J-CASTニュースが、今年から新設した「炎上アワード」に、お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんが選出された。
現在、クロちゃんのツイッターフォロワー数は、大台の50万人を超えている。しかも「炎上」が始まったのが、ここ1年前ぐらいからだ。一体、何でなんだ? ということで、渦中のクロちゃんを突撃してみた。
炎上の理由は「よくわからないしんよ~!」
さっそく、クロちゃんに「炎上アワード」受賞の旨を伝えると......(以下、コメント部分は、クロちゃんのハイトーンボイスを思い出して読んでいただければ幸いです)
「ワワワワァ~! もおぉ~!! なによ~!!! なんなんですかぁ~!?」
そもそもクロちゃんと「炎上」といえば、さかのぼること2017年――。TBS系「水曜日のダウンタウン」での収録中、クロちゃんは「(運動のために)収録後は、歩いて帰る」と話していた。しかし、同局のカメラが追ってみると...なんと、タクシーに乗り込む姿が!
この事件をきっかけに、クロちゃんのツイッターが大炎上。「嘘つき」呼ばわりされるようになってしまった。
「1回、(番組で)O.A.(オンエア)されて...。でも、本当に歩いて帰ることの方が多いから! 10回のうち1回、疲れたからタクシーに乗ったのが、たまたま...。それが『嘘つき』ってなったのが不本意!! 嘘ついているつもりはなかったから!!!」
と反論するクロちゃん。
しかし、この件をきっかけにツイッターが「炎上」したのも事実である。
「何で『炎上』したのかも、良くわからなかった...。別に誰かを傷つけたり、それこそ政治や経済、宗教とか、そんな話もしてないし、ましてや犯罪も犯してないのに...。何でこんなに...って、理由がよくわからないしんよ~!」
と、複雑な胸の内を語った。
――ちなみに、この取材は12月中旬に行ったのだが、その後クロちゃんは26日、やはり「水ダウ」の企画で、檻の中に「収監」された上、東京・練馬区「としまえん」でさらし者に。これに来場者が殺到し、大騒動になってしまったのはご存じの通りだ。 本人は炎上する「理由がよくわからないしんよ~!」というが、やっぱり何かを「持っている」としか思えない。
ダウンタウン松本人志さんにもパクられた!?
そんなクロちゃんのツイッターと言えば「〇〇しんよー」「××だしんよー」という独特のフレーズが、頻繁に使用されている。
この独特なフレーズを、実は、お笑い界の大御所であるダウンタウン松本人志さん(松ちゃん)が、クロちゃんのツイッターをマネて投稿しているのだ。
2018年12月1日の松ちゃんのツイッターには、
「明日はM-1だしん。
審査員がんばるしんよー」
と、記されている。
「あれ、メチャクチャうれしかったですね。『神』(松ちゃんのこと)が使ってくださっているんですから。(松本さんとは)収録で会う機会はあったんですけど、その話はしてないしんねー」
しかしながら、
「ツイッターを見た友達からは『松本さんが使ってくれているよ!』って来たんですけど、反面、『松本さんの言葉になってしまわないかなぁ』っていう不安もあります。何せ、影響力の大きい方なんで...。そ、そんな世の中の誤解が怖いです...」
と、ボケもなく? こぼした。
ところで...気になる「脳動脈瘤」の経過と手術の予定は?
クロちゃんのツイッターといえば、何かつぶやくたびにファン(?)からの辛辣なリプライが届くことでおなじみだ。本人いわく、過去のツイッターでは、
「『おはよう』って打つと、
『また、目覚めやがったか』
『お前なんか、一生、眠っていればいいのに』
『その顔見て吐いちゃったので、食べたもののお金、返してください』
っていうリプライが返ってきました」
といった「イジり」を超えた「ディスり」言葉が返ってきたという。
しかし、そんなクロちゃんだが、今年10月放送のTBS系「名医のTHE太鼓判!」で受けた「脳MRI検査」で、直径7ミリの「脳動脈瘤」が見つかり、医師団から手術を勧められた。
病が発覚した最近では、
「『なんか、見ているうちに、かわいらしく思えてきた』とか、温かいツイートも徐々に増えたり...。まあ、(冗談で)イジってくる人もいれば、本気で言っている人もいるので、あんまり気にしてません」
と前向きだ。
事実、「抱かれたくない男NO.1」だったタレントの出川哲郎さん、また「鬼嫁」キャラで売り、乳がん手術の後でカムバックした元女子プレスラーの北斗晶さんも、一時は「うとまれるキャラ」だった。
そんな出川さん、北斗さんの活躍を受け、
「最近、周囲によく言われるしんねー。『もう10年、頑張ったら、出川さんになれるよ』って、言ってくれる人もたくさんいるしんねー」
因みに病気については、2019年中には「カテーテル手術」を受ける予定で、入院は2週間ほどだそうだ。
病を克服し、また「炎上」させてくれる不死鳥クロちゃんを、世間は待っていますよ!