「小売業が休める業種のメッセージにもなる」
正月3が日のうち、2、3日は営業することになるが、「地域によってはマルエツしかないケースもあり、お客さまが営業に期待しているところがあるからです」と担当者は説明した。2020年以降については、客からの意見を聞き、改めて判断したいとしている。
また、多摩地区を中心に店舗展開する「いなげや」は12月13日、一部を除いて、これまで元日だけだった休業日を2日にも拡大するとサイト上で明らかにした。マルエツなどと同様に、従業員のリフレッシュや働き方改革、ワークライフバランスを理由に挙げている。
「入社志望者から、面接時に問い合わせがあったと人事からは聞きました。これまで、小売業は年始休めないイメージがありましたが、休める業種のメッセージにもなると思います」(いなげやの広報担当者)
一方、顧客サービスを考えて、これまで通り元日などの営業を続けるスーパーも依然としてある。
多摩地区などで店舗展開する「西友」は、元日、2日とも、通常通り営業すると取材に答えた。その理由については、「ライフスタイルが変わってきており、スーパーを冷蔵庫代わりに使うお客さまもいます。毎年営業していて、一定のニーズがありますので、お客さまの利便性を考慮しました」と広報室では説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)