正月も営業するところが多かったスーパーで、2019年の元日や2日は休業すると宣言するところが次々に現れている。
売り上げが減る可能性はあるが、一体どんな理由で休業するのだろうか。
「戸惑う客もいるが、おおむね好意的な反応」
「素敵な張り紙」「こう言う施策は積極的にすべき」。ツイッター上で2018年12月11日、東京・多摩地区などで店舗を展開する「スーパーアルプス」の店舗に掲示された張り紙の写真を「トレノMizuki」さんが投稿すると、こんな好意的な声が相次いだ。
貼り紙では、19年1月1、2日の営業について、「従業員の『元気』充電のため休業いたします」と大きく印字されていた。動物の親子がコタツでいびきをかいて寝るユーモラスなイラストが描かれ、「CHARGING...」と充電の英語が添えられていた。
このスーパーアルプスでは、ホームページ上でも、元旦と2日の全店休業を告知している。
このところ、年末年始が近づいた18年秋ごろから、元日などの営業を取り止めると発表するスーパーが相次いでいる。
首都圏で店舗展開する「マルエツ」は10月15日、一部を除いて元日休業を決めたとサイト上で告知した。その理由としては、前出のスーパーと同様に、従業員にリフレッシュしてもらうことを挙げている。働き方改革、ワークライフバランスを進め、ひいては、顧客サービスの向上につなげるというのだ。
「ずっと元日に営業していましたので、23年ぶりに休むことになります。店舗によっては、『どこで買い物をしたらいいのか』と戸惑うお客さまの声が寄せられていますが、おおむね好意的な反応で、応援メールも届いています」
マルエツの広報担当者は12月25日、J-CASTニュースの取材にこう話した。