並行して「脱ワタミ」も加速化
ワタミでは、離職率の高さなどから13年7月に外部有識者による「業務改革検討委員会」を設置した。委員会からは(1)長時間労働が存在(2)所定の休憩時間が取得できない(3)有給休暇を希望どおり取得できない――と指摘され、以降「働き方改革」を進めている。
新設した「業務改善委員会」や「労務戦略課」を中心に、社員の労働時間の管理、相談窓口の設置、会社・上司への評価制度、営業時間の短縮などを打ち出し、職場環境の改善に取り組む。16年5月には、同社初となる労働組合も設立した。
改革の成果が数字となって表れたのか、18年上期の平均公休日数は8.5日(15年上期は7.6日)、平均残業時間は30時間(同35時間)となっている(19年3月期中間決算資料より)。
ワタミに改革の手ごたえを聞くべく広報担当者に取材を申し込むと、「粛々と改革を進めている段階ですので...」として現時点ではまだ答えられないとした。
同社では業務改善と並行して、主力居酒屋ブランド「わたみん家」「和民」の業態転換も加速化させている。今後は新業態「ミライザカ」「三代目 鳥メロ」を拡大する計画だ。
「脱ブラック」「脱ワタミ」の2本の矢で、失墜したブランドイメージの回復を狙う。