立憲民主党の枝野幸男代表が、「推しメンロス」を隠し切れない様子だ。枝野氏が推しているのは、AKB48の竹内美宥(みゆ)さん(22)。2018年12月25日に東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行ったばかりだ。
枝野氏は定例会見やツイッターで、直接聞かれているわけでもないのに竹内さんに言及。HKT48の指原莉乃さん(26)の卒業よりも、竹内さんの卒業の方が「大きな話」だと、思い入れを明かした。
「PRODUCE48」17位で「アイドルをやりきれた」
竹内さんは総監督の横山由依さん(26)と同期で、09年に9期生としてAKB48に加入。最近ではユーチューブにカバー動画を投稿するなどの活動が知られている。14年から慶大湘南藤沢キャンパス(SFC)に在学している。AKB48グループの選抜総選挙でランクインしたことはなかったが、宮脇咲良さん(20)ら日韓合同ユニット「IZ*ONE(アイズワン)」のメンバー12人を選んだ18年夏のオーディション番組「PRODUCE48」の最終結果では17位にまで食い込んだ。このことで竹内さんの知名度が国外でも上がったとみられ、17年には約1万5000人だったユーチューブのチャンネル登録者数は、現時点では20万人を超えている。18年9月に「若いメンバーと肩を並べてアイドルをやりきれた」として卒業を発表していた。
枝野氏は過去の定例会見で、生駒里奈さん(22)や渡辺麻友さん(24)ら、アイドルのグループ卒業に関する独自の人物評を披露してきた。竹内さんについては18年5月の定例会見で、選抜総選挙でファンからの支持が得られないことについて話題になった。枝野氏によると、政治家は「選挙で票を沢山いただかなければ前に進まない」一方で、AKBグループでは「総選挙で沢山の票をいただくタイプ」のタレント性を持っている人と、「票を沢山集めるわけではないけれども、非常に個性的な魅力を持っているだとか、等によって支持を受けてらっしゃる方」とで「役割分担」があると分析。その上で、
「私は竹内さんの歌唱力を高く支持しています。なかなかそういう側面でアイドルグループを見る人は多くないということで、支持が集まっていないのは残念なことだなぁと思いますけれども、まあ、そういうこと(役割分担)ではないでしょうか」
などとエールを送っていた。