シンガーソングライターの米津玄師(よねづ・けんし)さん(27)が、2018年12月31日の「NHK紅白歌合戦」に初出場する。披露するのは「Lemon(レモン)」だ。
発表されたのは、放送直前の12月26日。またNHKホールではなく、徳島県からの中継出演とあって、ファンからは喜びと驚きの声が出ている。
出身地・徳島から生中継出演
米津さんは、ボーカロイド楽曲をニコニコ動画に投稿する、いわゆる「ボカロP(プロデューサー)」出身。12年から本名名義で、自らボーカルも担当している。その後は、「アイネクライネ」、「LOSER」、「orion」、「ピースサイン」など立て続けにヒットを連発。18年に入ってからは、「Lemon」がドラマ「アンナチュラル」(TBS系)の主題歌としてブレイクしたほか、最近もソニーのCMソング「Flamingo」がテレビで連日放送。その氏名の読みにくさが、ソフトバンクのCMでネタにされてもいる。
そんな今年の「顔」だが、11月14日の紅白出演者発表会見には、姿を現さなかった。しかしその後も、週刊誌や夕刊紙では、生放送への出演経験がないことをネックとしつつ、NHKが交渉中だと報道。ついに今回の発表に至った。ちなみに「週刊文春」12月27日号では、「紅白に出てほしい歌手」ランキングの3位に米津さんの名前が入っていた。
なお、米津さんは紅白初出場どころか、テレビで歌うことすら初めて。「女性自身」や音楽ナタリーなどによると、出身地である徳島からの中継を提案され、出演を決めたという。その背景には、昨年他界した祖父への思いがあったとも報じられている。