お笑い芸人のエスパー伊東さん(57)が会見を開き、休業宣言をした。数日前の公式サイトでは「(18年末で)芸能活動から引退」との表現があったが、「間違って伝わってしまった」と修正した。
会見のなかで、股関節の状態が悪く、持ちネタの体を張ったパフォーマンスを披露するのは難しい状態との説明があったが、この映像がテレビのニュースで流れると、足の状態だけでなく、そのたどたどしくみえる話し方に驚いた人も多かったようで、ツイッターには、「股関節だけの問題じゃないよね...?」と心配するも出ていた。
関係者2人に支えながら、なんとか会見席に
「高能力芸人」として独自のパフォーマンスで知られるエスパー伊東さんは2018年12月25日、都内で休業会見を行った。所属事務所の関係者2人に支えながら、なんとか会見用の席についた。
同席した関係者と本人が現状について、「歩くのが非常に困難」と説明。中学生の頃から診断されていた「右変形性股関節症」が悪化したため、自身のパフォーマンスを披露するのが困難で、年明けから休業に入るという。22日の公式サイトの発表文では「引退」との表現があったが、あくまで「休業」だとした。「Nスタ」(TBS系)が会見映像を報じるなど各メディアが伝えた。
本人は、
「ただ座ってるだけで、転んで頭を打つんです」
などと説明。ただ、その話しぶりは、右口角がやや上がり気味に見え、発する言葉も、どこかたどたどしく聞こえた、という印象を持った人はかなりいたようで、ツイッターには
「股関節症で(略)喋りづらくなるとか聞いたことないよ」
「ろれつ回ってなかった」
との指摘が相次いだ。さらには、
「会見見たけど、股関節だけの問題じゃないよね...?」
と心配する声も出ていた。
ただ本人は会見終盤で、
「エスパー伊東はまた、しゅ、手術して元気になって皆様に戻ってきます。見ていてください」
と復帰への意欲をみせ、手振りを交えながら
「マックス・エスパワー」
とファンらに「パワー」を送った。
「元気になってボストンバッグから...」声援も
Nスタの井上貴博アナは会見映像後、
「最後は芸人としての意地を見せてくれましたが、股関節の状態が悪いということですが...状況が心配です」
とコメントしていた。
ツイッターには
「元気になってボストンバッグから出てくるとこ見せてほしい」
「(引退でなく休業で)ホッとしています」
と、エールを贈る人も見受けられた。
エスパー伊東さんをめぐっては、17年の年初に一部スポーツ紙で「引退へ」報道があり、体力面での問題が指摘されていたが、事務所側は引退を否定した。J-CASTニュースも「エスパー伊東、体張る芸『もう厳しい』 事務所『引退』報道否定」(17年1月10日)の記事を配信していた。