「釣りバカ日誌」公開から今日で30年 「喫煙」「セクハラ」今の職場と大違い

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   2018年12月24日、人気映画「釣りバカ日誌」シリーズの第1作目の公開から30周年を迎えた。

   全22作が公開された大ヒットシリーズの公開から30年――。 テレビドラマ化の影響もあり今でも根強い人気を誇るシリーズ。あなたにとっての思い出の作品は何だろうか。

  • 第1作目DVDジャケット
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「何度見ても面白い」

   映画「釣りバカ日誌」シリーズはやまさき十三さん原作、北見けんいちさん作画による日本の釣り漫画を映画化したシリーズで1988年12月24日に第1作が公開された。全22作品の脚本を山田洋次さんが手掛け、「男はつらいよ」に並んで松竹を代表する映画シリーズになった。

   釣りシーンの美しい描写や西田敏行さん演じるハマちゃん、故・三國連太郎さん演じるスーさんをはじめとする個性的なキャラクターが繰り広げるドタバタ劇や人間ドラマも人気を博した。また、「釣りバカ日誌2」からは豪華ゲストも登場し、原田美枝子さんや宮沢りえさん、寺尾聰さんに大泉洋さんらが出演した。

   88年からの公開以降、バブル景気、ゼネコン疑惑など、その時々における社会情勢も取り上げた。

   「男はつらいよ」の終了後は松竹の看板映画となったが、惜しまれつつも2009年12月公開の「釣りバカ日誌20 ファイナル」で終了。西田さんとコンビを組んだ三國連太郎さんも13年に亡くなった。

   既に最後の公開から約9年が経っている。しかし、15年に「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(テレビ東京系)でテレビドラマ化。映画でハマちゃんを演じた西田さんがスーさんに役替えし、ハマちゃんを新たに濱田岳さんが演じた。17年に単発と2期が制作され、19年1月4日には新春ドラマスペシャル「釣りバカ日誌 新米社員 浜崎伝助 瀬戸内海で大漁! 結婚式大パニック編」が放送される。

   また、BSでの再放送などもあって、新たなファンの獲得にも成功している。

   30年前にはなかったSNSでは、

「30年前の映画の田舎景色はめっちゃ昔に見える」
「オフィスで喫煙するわ平気でセクハラ発言するわでさすが30年前の映画ってかんじだ」
「30年前の映画なのに何度見ても面白い」

など、いまの職場環境との違いに驚く反応も寄せられている。

(J-CASTニュース編集部 大山雄也)

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