阿部寛さん主演のTBS日曜劇場「下町ロケット」の特別編が2019年1月2日に放送される。
18年12月23日に最終回が放送されたばかり。ファンにとっては朗報のはずだが、最終回の結末と、突如、特別編が告知された経緯に、ツイッター上では疑問や反発の声も上がっている。
明確な結末は描かれず
「下町ロケット」は作家の池井戸潤氏のベストセラー小説が原作で、阿部さん演じる佃航平が率いる町工場「佃製作所」が、ロケットの部品作りに奮闘する様子を描いた。11年にWOWOWで初めてドラマ化。15年にTBSが放送し、続編が18年10月14日から放送された。
12月23日はヤタガラス編の「最終話」が放送され、無人農業ロボットを巡る攻防の行方が注目された。しかし、ギアゴースト&ダイダロスの「ダーウィン」と佃製作所製のエンジンとトランスミッションを採用した「ランドクロウ(アルファ1)」の明確な結末は描かれたとは言えないラストで幕を閉じた。すると最終回の放送のラストシーンが終わった直後、19年1月2日に、下町ロケットの「特別編」の放送が告知された。
この知らせに対してツイッター上では、
「下町ロケット特別編楽しみすぎる!!」
「特別編も来年あるから、楽しみ!!」
など放送を心待ちにする声が寄せられた。
しかし、この特別編に疑問を呈する声も多数寄せられた。
「下町ロケット続くのはいいんだけど、今回を最終回って言うのは詐欺じゃないか」
「自分的には最終回じゃないよ...。モヤモヤしてます」
「最終回と銘打つのは、視聴者にたいして、誠実じゃない」
「最終回だから見たのに全然最終回じゃないてワロタ」
下町ロケットの公式ツイッターアカウントでは放送日前から23日の放送を「最終回」と銘打ってオフショットなどを使ってカウントダウンを行っていた。また、TBSの番宣でも同様であったため、ラストシーンと特別編の告知で「肩透かし」を食らったと感じる視聴者も多かったようだ。
23日に配信された毎日新聞(デジタル版)に掲載された伊與田英徳プロデューサーのコメントは、
「このスペシャルで新たなステージに突入して、更なる更なるクライマックスを迎えます」
というもの。今度は、視聴者のモヤモヤを解消することはできるのだろうか。
(J-CASTニュース編集部 大山雄也)