双方にダメージが......
一方、ブルームバーグは12月13日、「日本のあるメーカーは、ファーウェイの設備投資がいったん凍結されていることを明らかにした」と報道した。中国のネットでは、このメーカーは安川電機に違いないとみられている。ファーウェイはこの件でコメントしていないものの、日本政府の新たな決定に対する、同社の反撃であることは誰の目にも明らかだ。
安川電機は2017年の売上高の約23%を中国に依存し、産業用ロボット、産業用機械用モーターを主に供給している。このため、「凍結」の見方が流れると同社の株価は下落した。
この2年の間に、ファーウェイは日本企業との取引を一挙に拡大させ、日本から調達する器材や部品は非常に多くなってしまったが、今回の「事実上排除」という決定によって、この流れは深刻な影響を受けるだろう。中日双方がダメージを受ける局面がこれから増えそうなことが気がかりだ。
(在北京ジャーナリスト 陳言)