エレベーターガール、消えた店と残る店 誕生90年目の現状とは

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高島屋では「エレベーターガール」とは呼ばない

   J-CASTニュースは12月13日、高島屋の広報担当者も取材した。高島屋・日本橋店(東京都中央区)のエレベーターは手動操作で蛇腹式扉を開閉する。見かけは昭和8年から変わらぬまま、中の機械は最新のものを使っている。

   担当者は「エレベーターガールという呼び方はしておりません。『ご案内係』といった呼び方をしております」と話す。エレベーター案内だけでなく、受付や、人によっては館内放送も担当したりと、複数の仕事をルーティーンしているからだという。いつからこの様式になったのかは不明だが、担当者は「10年以上はこのやり方ではないでしょうか」と話している。

   エレベーター案内の仕事は、エレベーターを操作するほか、各階に何があるのか、8階の催会場で何をやっているか、「○○売り場に行きたい」といった要望に合わせたフロアへの案内などがある。従業員は座学や作法(お辞儀の角度など)の研修を受けており、担当者はこの仕事を「必要不可欠なもの」だと強調した。

   ちなみに、これを担当しているのは全員女性とのこと。8階のレストラン街は終業時間が遅いため、男性従業員が1階まで客を案内することがあるという。かつて男性の担当者がいたかどうかについては、分からないとのことだ。

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