平手の「仙腸関節不安定症」 専門医解説...放置すると長期化も

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老若男女問わず腰痛の原因に

   「仙腸関節不安定症」とは何か。「日本仙腸関節研究会」の代表幹事で、JCHO仙台病院(仙台市)の医師、村上栄一副院長にJ-CASTニュースが21日、話を聞いた。

   仙腸関節は、腰部分付近にある骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節。村上副院長によると、一般的に出産後の腰痛に仙腸関節障害が多いと言われるが、実は老若男女を問わず、腰痛の原因になる。自身も、9歳の女の子から90歳代の男女まで、この障害の診断をしたことがあるという。

   ただ、MRIなどの画像診断では所見が出ないため、「見逃されることも多い」。患者の痛みの表現などに慎重に耳を傾け、触診も重要だ。

   基本的には個人差が大きいが、一般的には早期に治療すれば、ブロック注射や整体のような関節運動学的アプローチで、短期間で痛みが軽減して治るケースも多い。ただ、痛みを長期にわたってそのままにしておくと、治療開始から治るまでに時間がかかるようになってしまう。

   今回の平手さんに関する発表文の中には、

「一刻も早く万全の状態で欅坂46としての活動を再開できるよう努めてまいります」

とある。欅坂46は、年末のNHK紅白歌合戦に出場する。平手さんはどうするのか。今回の発表文の中では、紅白については触れていない。

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