巨人・内海の西武移籍に「プロテクト漏れてるとは...」 功労者を失い、早くも「復帰待望論」

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脇谷が西武→巨人復帰した例も

   過去には、FAの人的補償で他球団に移籍し、FAで前球団に戻ってきたケースもある。2014年1月、当時巨人に所属していた脇谷亮太氏が、西武からFAで移籍してきた片岡治大選手の人的補償として西武に移籍。脇谷氏は西武2シーズン目にFA権を取得し2015年にFA権を行使して西武から古巣・巨人に復帰した。

   この日、メディアに向けて内海の移籍を発表した石井一夫・代表取締役社長兼編成本部長の「いつの日か、再びジャイアンツに戻ってきてくれることを期待しています」とのコメントが一部ファンの憶測に拍車をかけているが、ネット上ではこの発言は西武に対して失礼だという声も見られる。

「いつの日か再びって、これは絶対に言ってはダメ」
「西武に失礼だし、内海も『だったらなぜ出すんだ』って思うよ」
「内海はさすが、立派なコメントだと思う。でも球団代表のコメントは西武には失礼千万です」

   来オフ、内海がFAで巨人に復帰した場合、西武は再び巨人から人的補償を得る可能性がある。内海の来季の年俸は1億円で、西武においてランクB(球団内の年俸順位が上位10位以内)以上とみられ、移籍先の球団に金銭補償もしくは人的補償プラス金銭補償が生じる。内海がFAで巨人に復帰するようなことがあれば、またも西武が巨人から選手を「補強」することができ、今年と同じことが繰り返されることになる。

   今オフ、大きな注目を集める巨人の人的補償。チームの功労者である内海の放出は、巨人ファンをはじめとするプロ野球ファンに衝撃を与えたが、巨人から人的補償の権利を保持する広島は誰を指名するのか...。

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