換気していれば爆発防げたのか 「スプレー100缶超ガス抜き」報道、業界団体の見立ては

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「たとえ換気扇を回しても、屋内では絶対ダメ」

   消臭スプレーなどの業界団体「日本エアゾール協会」のサイトを見ると、ガスを噴射するエアゾール製品には、可燃性の液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)が含まれている。

   これらは、空気より重いという特性がある。もしキッチンのシンク内でガス抜きをした場合は、シンク内にガスが溜まってしまう。その結果、引火する危険があり、ガス抜きをする場合は、風通しがよい屋外で行うよう注意を呼びかけている。

   今回の事故の報道を受けて、ネット上では、「可燃性ガスが充満した部屋で火気器具を使えばそうなることなど当たり前」「あまりに迂闊だ」といった疑問が出た。

   換気をしていれば防げたとの声も出ているが、日本エアゾール協会の専務理事は12月17日、取材にこう話した。

「ガスが重いので下に滞留しますが、空間の中で一定の濃度に達すると、火気があれば引火は考えられます。換気扇を回していた場合、爆発するかどうかは、その能力によるでしょう。しかし、換気をしていても、屋内でガス抜きをすることは絶対にいけませんね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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