「仕掛け」や「サプライズ」があるコンテンツが勝ち残る
CM総研担当者は、さらに続けて、
「情報過多による情報消費スピードの加速は、今後さらに激化していくでしょうね。そういった環境の中で、テレビCMも『繰り返し話題化される仕掛けやサプライズがあるコンテンツ』が勝ち残り、そうでないものは埋没していくことが既に起こり始めているのでは」
と締めくくった。
かつてのように家族がお茶の間でテレビを囲む時代とは違い、画面に正対していない視聴者に向けて耳からの「情報=音楽の力」はますます重要なアテンションとなっていくとなっていくのかもしれない。
誰もが慣れ親しんでいる楽曲を、「替え歌」や「ダンス」などを用いてアレンジするCMが増えているのは、そういった時代背景の表れと言えそうだ。
上手に情報を発信し消費者を楽しませられるブランドは、これからどんどん強くなっていくだろう。様々な「メディア」や「ツール」と組み合わせることで、テレビだけでは作れなかった大きなムーブメントを起こせる時代が来ているのかもしれない。