「でもさあ、自分が一番人気になるのって、超気持ちよくない?」
18年の選抜総選挙で、HKT勢で最も順位が高かったのは3位の宮脇さんで、9位の矢吹さんが続いた。次に順位が高かったのが10位の田中美久さんだ。その田中さんは、指原さんのSHOWROOM配信に電話で出演し、
「美久は、もう全然元気ないです」「美久は死んでます」
と沈んだ声。指原さんは
「でもさあ、自分が一番人気になるのって、超気持ちよくない?」
「もったいないよ、時間が。悲しくなってるの、もったいないと思う」
ななどと励ましたが、田中さんは
「全然です。なんかもう違うからー」
「うーん、でも莉乃ちゃんはもうすごいから、自分でつかみ取った感じじゃないですか。美久は違うから...」
などとして、上位メンバーが抜けて「繰り上げ」で事実上の序列1位になることに困惑していた。
若手で比較的HKTの楽曲でセンターを務めることが多いのが、松岡はなさん(18)。指原さんによると、卒業発表を聞いた松岡さんは「この世の終わりかと思うぐらい」に泣いていたといい、指原さんの動画配信に電話出演した際も、「悲しいですね」「幻を見てるみたい」と、こぼしていた。
矢吹さんと田中さんは同期の3期生で、「なこみく」として知られるのに対して、2期生の田島芽瑠(たしま・める)さん(18)と朝長美桜(ともなが・みお)さん(20)は「めるみお」として知られる。朝長さんは18年2月に膝の半月板損傷と診断され、手術後のリハビリを続けてきたが、この日のコンサートから本格的にダンスを再開。「めるみお」が改めて注目される可能性もある。
指原さんや宮脇さんと並ぶ人気メンバーとして知られた1期生の兒玉遥さん(22)は、16年の選抜総選挙で9位にランクインしたが、体調を崩して17年12月から活動を休止している。今回のコンサートには出演しなかったものの、複数のメンバーのSNSでは一緒に食事に行ったことが伝えられており、動向が注目されている。
指原さんは卒業発表後に更新したブログで、卒業の理由を
「咲良と奈子が2年半韓国に行くタイミングで、これからのHKT48を考えた時に、この壁はきっと私がいてみんなで乗り越えるでは意味がないんだなあと感じました」
などと説明。指原さん抜きでHKTメンバーが「壁」を乗り越える必要性を感じたことを明かしている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)