HKT48の指原莉乃さん(26)が2018年12月15日に東京都内で開いたコンサートで、グループからの卒業を発表した。
19年4月28日に横浜スタジアム(横浜市)で卒業コンサート、卒業後の5月28日に福岡マリンメッセ(福岡市)で「指原莉乃大感謝祭」を開く。
客席からは「撤回しろー!」と悲痛な声
指原さんが卒業を発表したのは、アンコール明けのコンサート終盤。驚きが広がる中、指原さんは涙ながらに、
「急になってしまって本当に申し訳ないんですけど、でももう何年も前からずっと決めていて...」
「前からずっと心のどこかにあっで、でも、みんなが本当に大好きで、それにずっと甘えて私もなかなか卒業発表ができなくて、いつも『今日かもしれない、今日かもしれない』と思ってコンサートを進めてきました。でも、このコンサートをスタッフから教えられたときに、今日言いたい、って思ったので、私の最後のわがままだと思って許してください」
「でも、すごく考えて出した結果なので、応援してくださると、私の背中を押してくださると嬉しいです」
「えーっと、何を言っていいか分からないんですけど、平成のギリギリまで、元号が変わるまで、一生懸命アイドルとして頑張りたいと思っているので...。本当にHKTが大好きなので、次のHKTが見てみたいと思います」
などと卒業の経緯を説明。客席からは「撤回しろー!」という悲痛な叫び声や、それを諫める「やめろやめろ!」といった声が飛び交った。
10月には否定していた
指原さんは07年10月に5期生としてAKB48に加入。週刊文春にスキャンダルを報じられたことを受け、12年にHKT48に移籍。AKB48グループの「選抜総選挙」では、13年、15~17年の計4回にわたって1位を獲得した。
指原さんは18年10月9日のイベントで、卒業時期に関する質問について
「今のところ別に本当に考えてなくて......。でも周りがやめていくと、考えるものはありますね」
などと思わせぶりな発言をした直後に、あわてて
「あ、でも考えるものはありますね、って今ノリで言ったものの、本当に考えてないです。ウソついちゃいました。ごめんなさい。なんにも考えてないです」
と撤回していた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)