NHKの音楽番組「みんなのうた」で14年前に流され大人気となった曲が、再び番組に登場し、ツイッター上で大きな反響を呼んでいる。
それは、幻想的なアニメーションが印象的な「月のワルツ」だ。女性シンガーソングライター諌山実生(いさやま・みお)さん(38)の透き通るような歌声とともに、当時を思い出す人が続出しているようだ。
初放送時は、NHKに問い合わせが2700件以上も殺到
アニメは、カラクリ時計に見入る少女が、目が青く光るおじいさんと出会うシーンから始まる。そして、月が青い夜に森の中をさまよい、次々に不思議なことを体験していく、というストーリーだ。
「うる星やつら」などの作品で知られるいしづかあつこさんがアニメを担当した。諌山さんが作曲し、歌詞は、音楽評論家の湯川れい子さんが手がけた。
NHK「みんなのうた」で2004年10、11月に初めて放送されると、その独特な世界が大きな話題になった。
スポーツニッポンの05年1月21日付記事によると、放送後には、NHKのホームページに問い合わせが2700件以上も殺到し、2、3月に異例の再放送が行われることになった。12月1日に発売されたシングルCDも3万枚を突破し、有線チャートでも11位に入ったという。
こんな月のワルツの再放送が、ツイッター上で18年12月14日に紹介されると、「トレンド」の上位に入るほどの反響を呼んだ。この投稿には、3万件ほども「いいね」が付いている。