福岡市は「アジアでいちばん幸せ」な街になれるか 高島宗一郎市長インタビュー

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出馬断っていたら山崎拓氏が市長に...?

―― 著書では、初めて出馬した10年の市長選で、もし高島さんが自民党からの出馬要請を受けなければ、山崎拓元副総裁の出馬が内定していたことが明かされています。73歳の市長が誕生した可能性もあったわけです。ですが、実際は3期目に突入した現時点で44歳、仮に4選を果たしても48歳です。著書には「ピーク期間の間にどれだけのことができるか」とありますが、どのくらいまで市長を務めようと思いますか?

高島: 自分自身が「まだまだやりたい」という気持ちが衰えない限りすれば良いかなと思っています。でも、客観的に見ると、自分のやる気はあるけれども、街のためにいつ引くべきなのか、次の世代にいつ渡すべきなのかは、色々な人を見ながら反面教師として、自分もしないといけないのかな、とは思っています。

―― 一連のプロジェクトを見ると、余人を持って代えがたいように思いますが、「ポスト高島」的な人材の育成は進んでいますか。

高島: それは本当に大事な課題ですよね。市長はうまくバトンタッチしていかないと...。戦って交代してしまうと、どうしても前の人のものを変えたくなることもあるでしょうし...。私としては、今進んでいるプロジェクトを着実に進めていただける人に、その人ならではの新しいセンスも加えて進めていただければと思いますが、そう簡単にはね...。女性や若者も、是非これからどんどん首長になって、そのセンスが街に入ってきて欲しいなと思います。私になかった感性・感覚をもっと市政に持ち込んでいただくと、さらに街に厚みが出てくるんじゃないかと思います。

高島宗一郎さん プロフィール
たかしま・そういちろう 1974年大分市生まれ。1997年九州朝日放送(KBC)に入社。福岡の朝の顔としてワイドショーや環境番組のキャスターを務める。2010年12月に福岡市長就任。14年、18年の選挙でいずれも史上最多得票を獲得し再選、現在3期目。今回出版した「福岡市を経営する」(ダイヤモンド社)が初の著書。


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