上原浩治「プロテクト外し」に自ら反論 「何も裏はないですよ」

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   プロ野球・巨人から自由契約となった後、再契約を結んだ上原浩治投手(43)が、FA(フリーエージェント)制度の盲点をついた「プロテクト外し」だったのではないかという見方に反論した。2018年12月14日更新の自身のブログで「何も裏はないですよ」とつづった。

   巨人は今オフ、FAで広島から丸佳浩外野手(29)、西武から炭谷銀仁朗捕手(31)を獲得。両球団には、人的補償に伴う28人のプロテクトリストを12日までに提示したが、その直後に上原と再契約を締結した。このタイミングをめぐり、巨人に疑いの目が向けられていた。

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「自由契約になって、プロテクト外しが目的ではないかと...」

   上原はブログで「本日、ジャイアンツと無事契約してきました。来年もジャイアンツで頑張ります! どうなるか不安との戦いでしたが、キャンプでのテストをすることなく契約をしていただきました」と報告。続けて

「このことで、また訳の分からない憶測が飛んでますね 自由契約になって、プロテクト外しが目的ではないかと... 球団がどう考えていたかは、自分には分かりませんが、何も裏はないですよ」

と自ら「プロテクト外し」説に言及、「自由契約になってから、他の球団から話は無かったですし、ここでもし話があれば、いろいろ考えることはあったでしょうね」と続けた。

   上原は今季終了後の10月に左膝の手術を受け、自由契約になった。球団は術後の回復具合を見て再契約を判断したと見られるが、自由契約の期間はわずか46日だった。

   巨人は上原と自由契約中だった12日までに、広島と西武に28人のプロテクトリストを提示していた。FAに伴う人的補償はリスト外の選手が対象となるが、提示した時点で支配下登録外である自由契約の上原は、リストに含めるまでもなく対象外となる。

「年内に契約してもらって本当に感謝です」

   巨人にとって上原は功労者であり、将来的にコーチとして入閣させるプランもあると見られる。もし支配下登録されていればプロテクトリストに含めていた可能性が高く、その分、他の選手が1人リストからあぶれることになる。

   リスト提示直後に再契約したことで、上原はプロテクト枠を使うことなく人的補償の対象外となった。こうした事情から巨人に対し、一時的な自由契約はいわゆる「プロテクト外し」の目的があったのではないかという声がネット上などであがり、14日にJ-CASTニュースでもこうした見方を取り上げている。

   「(他球団は)上原欲しいなら人的補償とは別に取れたじゃん自由契約なんだから」という声もあるが、上記のとおり上原は手術をしたばかりで、獲得しても来季への調整が不透明な部分もあった。

   上原は今回のブログで、「球団がどう考えていたかは、自分には分かりませんが」と留保しながらも、疑惑に反論した形となった。「自分の中では、キャンプでのテストを覚悟していただけに、年内に契約してもらって本当に感謝です。膝が良くなるように、これからの時間が大事になってくると思います。1日1日を大切に、コツコツと頑張っていきます。またこれからも、応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします!」と来季以降に向けて決意をつづっている。

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